
かつての火星に海が広がっていた可能性が見えてきて、この話題を追う科学ファンと共有したくなる文脈が少し見えてきます。

40億年前、火星に海があった証拠 記事の流れと主な事実
約40億年前の火星には、現在とは大きく異なる環境が存在していた可能性が、近年の観測で明らかになっています。国際研究チームは、ヨーロッパ南天天文台(ESO)の超大型望遠鏡(VLT)などを用いて、火星の大気を6年間にわたり観測しました。その結果、水素の一部が重水素に置き換わった「HDO」という水分子の割合が、地球の海水の約7倍に達していることを確認しました。HDOは宇宙空間に逃げにくいため、この高い比率は、かつて大量の水が存在していたが、その後失われたことを示す指標になります。
主な事実
- 2015年3月5日にESOが、約40億年前の火星の姿を再現した動画を公開。
- 火星の極域大気では、重水素を含む水(HDO)の割合が地球の海水の約7倍に達している。
- このデータから、かつて火星には約2000万立方kmの水が存在していたと推定される。
- その水は北半球の低地に集中し、表面の約19%を覆う広大な海を形成していた可能性がある。
- 場所によっては水深が1.6kmを超えていたとされる。
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