国際宇宙ステーション(ISS)の外観と、ロシア区画のZvezdaモジュールの側面図。空気漏れが発生している移送チャンバーの位置が示されている。
国際宇宙ステーション(ISS)の外観と、ロシア区画のZvezdaモジュールの側面図。空気漏れが発生している移送チャンバーの位置が示されている。

ISSの老朽化対策が進む中、この対応の行方は宇宙滞在を追う同僚にとっても気になる文脈になります。

ISSで空気漏れ増加、宇宙飛行士が一時退避 記事の流れと主な事実

国際宇宙ステーション(ISS)のロシア区画で、空気漏れが増加していることが明らかになりました。2026年6月、サービスモジュール「Zvezda(ズベズダ)」に接続された補給船「Progress MS-34」の荷物作業中に、移送チャンバー(PrK)からの漏れが1日あたり約0.9kgに達したと報告されています。この影響で、安全を確保するため、Crew-12ミッションの宇宙飛行士4名とNASAのクリス・ウィリアムズ飛行士が、クルードラゴン宇宙船内に一時退避しました。

ロシアのRoscosmosは、新たに2か所の漏えい箇所を特定。うち1か所はすでにシーリング材で封止され、残る1か所の対応が進められています。作業中にリスクが高まる可能性があるため、6月5日に一時中断し、追加の測定が行われました。現在は通常運用に戻っていますが、根本的な修復は継続中です。

このZvezdaモジュールの移送チャンバーでは、2019年から小規模な空気漏れが続いており、老朽化が主因とされています。NASAとRoscosmosは連携して監視と修復を続けていますが、ISSの運用終了が2030年に迫る中、構造の耐久性が大きな課題となっています。

主な事実

  • 2026年6月1日週に、ISSロシア区画のZvezdaモジュールで空気漏れが1日あたり約0.9kgに増加した。
  • 宇宙飛行士5名が安全確保のため、Crew Dragon宇宙船に一時退避した。
  • Roscosmosは新たに2か所の漏えい箇所を特定し、1か所はシーリング材で封止済み。
  • Zvezdaモジュールの移送チャンバーでは2019年から継続的な空気漏れが確認されている。
  • ISSの運用終了は2030年を予定しており、構造の老朽化が今後の課題となる。

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