「LAH1ミルオン」攻撃ヘリの横に立ち、点検員がエンジン内部の腐食部分を指差している。背景には亀裂の入ったディフューザー部品が拡大表示されている。
「LAH1ミルオン」攻撃ヘリの横に立ち、点検員がエンジン内部の腐食部分を指差している。背景には亀裂の入ったディフューザー部品が拡大表示されている。

エンジンの腐食と亀裂問題で飛行停止中のミルオンですが、この話題を追う防衛関係者や同僚には、開発の裏側が少し見えてきます。

韓国製攻撃ヘリ、エンジン8割が腐食 記事の流れと主な事実

韓国陸軍が導入を目指す次世代攻撃ヘリ「LAH1ミルオン」に重大な欠陥が発覚し、2026年4月から全機の飛行が停止されています。このヘリはハンファ・エアロスペースがフランス・サフラン社のエンジンを韓国国内で組み立てたものですが、その過程で設計承認のない方法が採用され、品質に深刻な問題が生じました。防衛事業庁によると、納入されたエンジン57基のうち47基で腐食が確認され、38基では亀裂まで発生しています。これは、本来熱処理が必要な工程をゴムハンマーによる物理的な叩き込みで代替したことに起因するとされ、安全基準の軽視が指摘されています。

主な事実

  • 韓国陸軍の次世代攻撃ヘリ「LAH1ミルオン」のエンジン57基中47基で腐食が確認された
  • 腐食のうち38基ではエンジンに亀裂が発生していることが確認された
  • 2026年4月に防衛事業庁が安全上の理由から既納品15機の飛行を全面停止した
  • エンジンはフランス・サフラン社製をハンファ・エアロスペースが国内組立していたが、熱処理を省きゴムハンマーで部品を無理にはめ込むなど工程が変更された
  • 「LAH1ミルオン」は2031年までに160機の実戦配備を目指す計画で、総事業費は5兆7500億ウォン(約6100億円)

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