観測ロケットS-520-31号機が回転デトネーションエンジンを搭載し、宇宙空間で作動する様子を描いたイラスト。燃焼器から連続的に回転するデトネーション波が発生している。
観測ロケットS-520-31号機が回転デトネーションエンジンを搭載し、宇宙空間で作動する様子を描いたイラスト。燃焼器から連続的に回転するデトネーション波が発生している。

宇宙航行環境でのエンジン作動確認は、深宇宙探査への一歩で、この進展に関心を持つ同僚や研究者と自然と共有したくなる文脈です。

世界初!宇宙で回転デトネーションエンジン作動 記事の流れと主な事実

2021年7月27日、JAXA宇宙科学研究所と名古屋大学などによる共同研究チームは、観測ロケットS-520-31号機を用いて、世界で初めて宇宙航行環境における回転デトネーションエンジンの作動に成功しました。この実験により、真空かつ無重量に近い条件下での燃焼効率やロールトルクの発生量といった重要なデータが初めて明らかになりました。回転デトネーションエンジンは、衝撃波を伴う高速燃焼であるデトネーション現象を連続的に回転させることで推力を得る次世代技術で、従来のエンジンよりも高い効率が期待されていますが、その宇宙適用の実証は長年の課題でした。

主な事実

  • 2021年7月27日、観測ロケットS-520-31号機により回転デトネーションエンジンの宇宙作動に世界で初めて成功した。
  • 得られたデータには、宇宙航行環境下での燃焼効率とロールトルクの発生量が含まれる。
  • この成果をまとめた論文が、米国航空宇宙学会(AIAA)の「ロケットの歴史100編」に選定された。
  • 今後の応用として、深宇宙探査機やイプシロンロケット上段エンジンへの搭載が検討されている。

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