
実際の生息地で泳ぐ姿が初めて捉えられたことで、この希少種への理解が進むでしょう。深海生物に関心を持つ同僚や友人とともに見たい文脈が少し見えてきます。

ゴブリンシャーク、深海で泳ぐ初の映像 記事の流れと主な事実
2024年、南太平洋のトンガ海溝で水深1997メートルの地点にて、ゴブリンシャーク(ミツクリザメ)のメス個体が自然な状態で泳ぐ様子が初めて撮影された。この映像は、ハワイ大学マノア校とオーストラリアのミンデルー・西オーストラリア大学深海研究センターの共同研究チームによって記録され、2026年5月に『Journal of Fish Biology』に発表された。これまでの観察記録は水深1300メートル程度が最深だったため、今回の発見は生息深度の常識を大きく塗り替えるものとなった。
主な事実
- 2024年に南太平洋・トンガ海溝の水深1997メートルで、メスのゴブリンシャークが自然な状態で撮影された。
- この映像は、生きたゴブリンシャークが実際の生息地で泳ぐ様子として世界初の記録となる。
- 研究チームは50日以上にわたり観測を行い、そのうちわずか20秒しか映像を記録できなかった。
- 従来の最深記録(約1300メートル)を約700メートル更新し、ネズミザメ目の深度記録も更新した。
- ゴブリンシャークの生息域が太平洋中央部まで広がっていることが判明した。
- 学名 Mitsukurina owstoni は、東京大学の箕作佳吉と英国人貿易商アラン・オーストンに由来する。
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