
理研が7月に始めるAIスーパーコンピュータ「理究」の名前には、科学の本分を守りながら新領域を開くという思いがこもっています。この動きを追う研究者仲間と、背景にある哲学も含めて見たい文脈が少し見えてきます。

理研、AI専用スパコンの名称は「理究」に 記事の流れと主な事実
理化学研究所は、AIを活用した科学研究を加速させるための新スーパーコンピュータの名称を「理究(りきゅう)」に決定しました。英語表記は「RIKYU」。名称には自然現象の背後にある「理」をAIと高性能計算で「究」めるという二重の意味が込められています。名称は全国から1,000件以上の応募の中から選ばれ、茶人・千利休の名前と音が同じことから親しみやすさも評価されました。
「理究」は神戸市の理研神戸地区に設置され、2026年7月の運用開始を予定しています。AI計算に特化した設計で、FP8形式での演算性能は15.539エクサFLOPS以上に達します。NVIDIA GB200 NVL4を搭載した計算ノード400台で構成され、ノード間通信は最大3.2TbpsのInfiniBandで接続されます。これにより、AIの学習や推論に必要な大規模並列処理が可能になります。
「理究」とは別に、既存のスーパーコンピュータ「富岳」との連携も計画されています。「富岳」が得意とする大規模科学計算と、「理究」のAI処理能力が組み合わさることで、基礎科学から応用研究まで幅広い分野での革新が期待されています。特に、AIが研究の主導的役割を果たす「AI for Science」の実現に大きく貢献するとしています。
主な事実
- 理化学研究所はAI特化型スーパーコンピュータの名称を「理究(りきゅう)」に決定した。
- 「理究」の英語表記は「RIKYU」で、2026年7月の運用開始を予定している。
- 名称は全国1,000件以上の応募から選ばれ、千利休の「利休」との音の類似と親しみやすさが評価された。
- 「理究」はFP8形式で15.539エクサFLOPS以上の演算性能を持ち、NVIDIA Blackwell GPU 1,600基を搭載している。
- 「理究」と「富岳」の連携により、AIを活用した高度な科学研究の推進が期待されている。
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